Alias 組込みコマンドは​エイリアスを設定・表示します。

構文

  • alias [-gp] [エイリアス名[=]…]

説明

Alias コマンドは​エイリアスをオペランドに従って設定または表示します。表示は、コマンド (の一部) として解釈可能な形式で標準出力に出力します。オペランドを一つも与えない場合、alias コマンドは現在設定されている全てのエイリアスを表示します。

オプション

-g
--global

このオプションを指定した場合、設定するエイリアスはグローバルエイリアスになります。このオプションを指定しない場合、設定するエイリアスは通常のエイリアスになります。

-p
--prefix

このオプションは表示の書式を選択します。このオプションを指定した場合、alias コマンドとそのコマンドライン引数全てを表示します。このオプションを指定しない場合、alias コマンドに渡すオペランドだけを表示します。

オペランド

エイリアス名

表示するエイリアスの名前です。

エイリアス名=

設定するエイリアスの名前とその内容です。

終了ステータス

エラーがない限り alias コマンドの終了ステータスは 0 です。

補足

Yash でエイリアスの名前として使えない文字は、空白文字・タブ・改行、および =$<>\'"`;&|()# の各文字です。エイリアスの内容にはすべての文字が使えます。

Alias コマンドは​必須組込みコマンドです。

POSIX にはオプションに関する規定はありません。よってオプションは POSIX 準拠モードでは使えません。