Popd 組込みコマンドは​ディレクトリスタックからディレクトリを削除し、シェルの作業ディレクトリを戻します。

構文

  • popd [インデックス]

説明

Popd コマンドは​ディレクトリスタックからオペランドで指定したインデックスの要素を削除します。インデックス +0 の要素を削除した場合は、新たにインデックス +0 の要素となったディレクトリにシェルの作業ディレクトリを変更し、そのディレクトリ名を標準出力に出力します。

オペランド

インデックス

削除するディレクトリスタックの要素のインデックスです。省略すると +0 を指定したものとみなします。

終了ステータス

ディレクトリスタックの要素を正しく削除し作業ディレクトリを変更できた場合、終了ステータスは 0 です。エラーがあると終了ステータスは非 0 です。

補足

ディレクトリスタックに要素が一つしかない場合はそれ以上要素を削除できないので、エラーになります。

Popd コマンドは​任意組込みコマンドです。 POSIX では popd コマンドの動作は規定されていません。 このコマンドは POSIX 準拠モードでは使えません。