Shift 組込みコマンドは​位置パラメータまたは​配列の要素のいくつかを削除します。

構文

  • shift [-A 配列名] [個数]

説明

Shift コマンドは​位置パラメータまたは​配列の要素のうち最初のいくつかを削除します。削除するパラメータ・要素の数はオペランドで指定します。

オプション

-A 配列
--array=配列

位置パラメータではなく配列の最初の要素を削除します。

オペランド

個数

削除する位置パラメータまたは配列の要素の個数を指示する整数です。

実際の位置パラメータ・要素の個数より大きい数を指定するとエラーになります。省略すると 1 を指定したものとみなします。負数を指定すると最初ではなく最後の位置パラメータまたは配列要素を削除します。

終了ステータス

エラーがない限り shift コマンドの終了ステータスは 0 です。

補足

Shift コマンドは​特殊組込みコマンドです。

位置パラメータの個数は​特殊パラメータ # によって知ることができます。配列の要素の個数は ${配列[#]} によって知ることができます。

POSIX には -A (--array) オプションに関する規定はありません。よってこのオプションは POSIX 準拠モードでは使えません。

POSIX 準拠モードでは負の個数は指定できません。