Unset 組込みコマンドは変数または関数を削除します。

構文

  • unset [-fv] [名前…]

説明

Unset コマンドはオペランドで指定した名前の​変数または​関数を削除します。

元々存在しない変数・関数を削除しようとしても、何も起こりません (エラーにはなりません)。

オプション

-f
--functions

関数を削除します。

-v
--variables

変数を削除します。

-f (--functions) オプションと -v (--variables) オプションの両方を指定した場合、後に指定したほうを優先します。どちらも指定していない場合は、-v を指定したものとみなします。

オペランド

名前

削除する変数または関数の名前です。

終了ステータス

エラーがない限り unset コマンドの終了ステータスは 0 です。

補足

Unset コマンドは​特殊組込みコマンドです。

POSIX では、-f-v のどちらのオプションも指定されていない場合、指定した名前の変数がない場合はかわりにその名前の関数を削除してよいと規定しています。

POSIX 準拠モードでは少なくとも一つ名前を指定する必要があります。