NaN 組込みオブジェクト

この章では組込み変数領域が初めから備えている NaN 組込みオブジェクトを定義する。

NaNNaN オブジェクトに対応する Type のインスタンスである。

NaN のメンバ

prototype
Number.prototype を準プロトタイプとするオブジェクト。
name
文字列オブジェクト "NaN"
nan
NaN オブジェクト

NaN の内部メンバ

$prototype
Type.prototype

NaN の関数としての呼出し

NaN は関数として呼出し可能であり、関数として呼出されると 新しい UnsupportedOperationError のインスタンスを投げる。

NaN オブジェクトのプロパティ

NaN オブジェクトは以下のプロパティを持つ。ただし、初期の NaN.prototype やその準プロトタイプのプロパティが スクリプトの実行によって変更された場合は、この限りではない。

Math$abs メソッド
Math$abs2 メソッド
Math$re メソッド
Math$im メソッド
Math$conj メソッド
Math$arg メソッド
Math$sign メソッド
Math$exp メソッド
Math$log メソッド
Math$sin メソッド
Math$cos メソッド
Math$tan メソッド
Math$asin メソッド
Math$acos メソッド
Math$atan メソッド
Math$sinh メソッド
Math$cosh メソッド
Math$tanh メソッド
Math$asinh メソッド
Math$acosh メソッド
Math$atanh メソッド
Math$floor メソッド
Math$ceil メソッド
次の関数生成式を評価して得られるような関数オブジェクト: @{ @nan } または @{ @this }
toString メソッド
0-ary メソッド。NaN オブジェクトを @this 値として関数として呼び出されると、渡された @this 値を文字列に変換し、その文字列を内容とする文字列オブジェクトを値とする正常終了の結果を返す。 文字列への変換の方法は実行環境に任せる。
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